LIVE Report
 

1st ALUBM LIVE @ Flamingo the Arusha

■Date : 2006.3.4(SAT)
LIVE
舞台後ろの巨大なスクリーンにはメンバーが映し出される。自ら用意したイメージムービーなども流された

CD発売記念ライブ az〜アズ〜az(アズ)は"A to Z"の意味で「始まりから終わりまで全て=創造主であるGOD」を表す。このバンドメンバーの大半は、クリスチャンミュージシャンである。バンド結成は、二年程前にまでさかのぼり、様々な試行錯誤の末、現メンバーによって音楽性や方向性が固まった。そんな彼らの集大成である1stアルバム「in box」はが2006年に完成。そしてアルバムリリースを記念して2006年3月4日に単独ライブが大阪にて行われた。


Violin
Vn・・・西村 泳子

Piano
Pf・・・島田 麻貴子

Guitar
Gt・・・後藤 昌司

Guitar
Gt・・・片寄 雅友

Bass
Bs・・・池田 信昭

Drums
Dr・・・梅本 隆


会場はazに魅せられた!

 azはロックやゴスペルそしてケルト、ラテンなどのワールドサウンドをaz独特のセンスでオリジナルに取り入れている。そんな彼らが、さる3月4日(2006)に大阪ナンバのフラミンゴ・ジ・アリューシャで単独1stライブを行った。

 午後6時開場のライブハウスは、次々と訪れる客たちによって静かな熱気に包まれ始めていた。そして、午後7時30分に定刻どおり、そのライブは幕を開けた。

 ライブはCDの5トラック目に収録されている「Red Wind」から始まった。Violinの壮大な音が会場に広がり、そしてDrのカウント後、一斉にに全てのパートが音楽を紡ぎ出し始めた。Violinがメインのサウンドとして多くの人がクラッシック調や癒しをイメージしていた中、オープニングとして演奏されたこのオリジナル曲はなんと変拍子(7/8)のロックだった。だが、かなり攻撃的なこの曲が盛り上がっていくとともに会場はazのサウンドに釘付けになっていった。

 そして続いて2曲目「Be Thou My Vision」 アイルランド民謡として生まれたこの曲は、その後、讃美歌として親しまれていった。その曲を、azは浮遊感のある優しい曲として、アレンジして演奏していた。

 3曲目は「His Eye Is On The Sparrow」 邦題は「いちわのすずめ」。映画などでも挿入歌として歌われているゴスペルソングで、azはこの曲をジャズワルツ風のアレンジで演奏した。

 4曲目は、アルバムで一番の癒しサウンドの「Spining So Much」
 5曲目は「1999」、彼らのアルバム中で最もロック調なナンバー。多彩な展開が聞き応えを生んでいる。

 MCでは曲の紹介、バンドの紹介をViolinの西村泳子(以下Eiko)が語った。
 30分のインターバルの後はじまった2ndステージのオープニングを飾ったのは、ゲストとして参加していたゆかり☆ゴスペルYoshiBlessedの二人だった。ラップにギターの弾き語りの演奏で説得力のある歌声とメッセージを披露して大いに会場を盛り上げていた。 
Guest
そしてazの2ndステージ

 Drソロからサンバ調のリズムパターンに続き、それぞれのパートが一人ずつ絡んでくる。短いセクションの後「Midnight Run」が始まった。この曲は、ラテンフュージョンでPfのバッキングやGtのオブリなどで、かなりのセンスをうかがえた。

 続いての2曲目は「Jesus Loves Me」 讃美歌としてよりも、ゴスペルソングとして有名な曲。azアレンジでは心地の良いボサノバとして聞かせていた。

 このバンドの嗜好としてケルト・アイリッシュ音楽が挙げられる。ケルト・アイリッシュ音楽というジャンルを日本では癒しと捕らえている人が多いが、実はダンス音楽としての面も持つ。 ケルト音楽とはその昔、文字を持たなかったケルト人が物語や詩を口伝えで伝承した事に起因する。ヨーロッパ西部で生まれた彼らはその後アイルランド地方などに移っていった。 最近では"リバーダンス"などでもダンス音楽としてのケルト・アイリッシュ音楽が、日本でも本格的に紹介された。azは、特にダンス音楽としてのケルト・アイリッシュ音楽をよく取り上げている。

 3曲目として演奏された曲はトラディショナルなケルトで、静かなバラードとダンスナンバーとのケルトセットであった。MCでEikoは、映画「タイタニック」の中での曲で、船の2等船室(一番低い階層)で演奏されていた曲だと述べていた。演奏中はステップを踏みながらViolinを、実に楽しげに演奏していた。

 4曲目の聖歌である「主よいよいよ」に続き「Underground Treasure」「Moning Mist」の2曲が演奏され、ライブは終了した。その後、アンコールの声が上がり再びazが登場。アンコール曲には有名な讃美歌「Amazing Grace」を演奏。残念ながらメンバーの合唱はなかったが最後を締めくくるこの曲では、それぞれのメンバーがソロと共に紹介され、会場のお客様に対する御礼の言葉でazの1stライブは終了した。

ライブ終了後の、来場者との写真撮影会では、あたたかい励ましの言葉が会場を包んでいた。次回を期待する声にメンバー及びスタッフ一同、感謝しきりであった。

Message

1st Stage
「Red Wind」「Be Thou My Vision」
「His Eye Is On The Sparrow」「Spining So Much」「1999」
Guest Stage
ゆかり☆ゴスペル & Yoshi Blessed
2nd Stage
「Midnight Run」「Jesus Loves Me」「ケルトメドレー」
「主よいよいよ」「Underground Treasure」「Morning Mist」
アンコール
「Amazing Grace」

2006年3月4日(土) Flamingo the Arusha
Guest : ゆかり☆ゴスペル & Yoshi Blessed
主催 : ロゴス企画  協力 : METALKIDS STUDIO
 


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